愛知県で葬儀、火葬、納骨を一括で行っている建宗寺 様からのご依頼で「ペットの葬儀」をテーマにしたパラパラ漫画を制作させていただきました。この動画に込められたメッセージや制作の様子を、このブログ記事で紹介したいと思います。

ペット葬儀のパラパラ漫画2

本作は、私が自主制作として作成したペットロスに関するパラパラ漫画作品をモデルとして構成されています。自主制作のストーリーやタッチを気に入っていただき、それをご依頼作品に反映させられるのは非常に嬉しく感じました。

本作のストーリーは、主人公の少年が学校の帰り道に拾ってきた犬が家族となり、その後天国に旅立ち、家族(ペット)の死に直面する、というお話となっています。

パラパラ漫画ではキャラクターのセリフを使う機会が少ないですが、今回はストーリー終盤にセリフが入っています。

ペット葬儀のパラパラ漫画3

本作は「死」がテーマとなっています。ペットは家に迎え入れた時から「家族」となり、共に生活をする中で人に癒しや豊かさを感じさせてくれる存在となります。しかし、多くのペットの寿命は人よりもかなり短く、お別れの時が例外なくやってきてしまいます。

家族が亡くなった時、耐え難い苦しみや悲しみが伴うものですが、その苦しみや悲しみは亡くなった家族との間に「愛、想い、繋がりが確実に存在した」という証拠なのであって、家族の死に対して前向きにとらえようとしたパラパラ漫画となっています。

今作はフルデジタルでの制作となりました。線画の明瞭度が高く、視認性が高いカラーリングを施し、全体を通して柔らかい雰囲気を表現しました。家族間の「想い、愛」を表現する上で、非常にマッチ度が高い制作となり、お客様の満足度も高い仕上がりとなりました。

モノクロがパラパラ漫画の王道ではありますが、カラーパラパラ漫画もまた、テーマによっては大きな力を発揮する、ということを実感した作品となりました。

パラパラ漫画は「人と人との繋がり、愛、想い」を表現することに優れた力を発揮するアニメーションです。企業PR、広告などに是非パラパラ漫画をご検討下さい。