今回の記事では、介護に関するパラパラ漫画制作について紹介していきます。私が過去に制作した作品を例に、制作で感じたこと等について、記していこうと思います。

訪問看護職:1人1人に寄り添い生活を支える働き方(パラパラ漫画制作例)

この動画は株式会社クラスターメディカル様の採用PRの一環として制作させていただいたパラパラ漫画です。緊急外来で看護師として働いていた主人公が訪問看護職へ転職し、要介護の利用者さんに寄り添いながら働く様子を描いたちょっぴり感動するストーリーとなっています。

人と人が直接関わりあう介護の現場を描く際に、「優しさ」や「思いやり」を表現することがとても重要なポイントとなります。キャラクターの表情・行動背景を含めた演出によって形を持たない「感情」を表現し、視聴者の心にダイレクトに届けます。この手法は絵や漫画を使うパラパラ漫画やアニメーションの大きな特徴であり、映像を観終わった後にホッコリした感情に包まれます。

高齢化の介護の現状

日本は世界的に見ても、かなり高齢化が進んでいる国と言えます。内閣府の調査では令和2年における高齢者(65歳以上)の割合は総人口の28.8%となっており、4人に1人以上は高齢者であるのが現状です。日本の平均寿命は緩やかに伸び続けており、高齢化は今後さらに進んでいくことが予想されます。それに加えて、高齢化と同時に進行する少子化の影響で、高齢者を支えなければならない人口が減り続けています。40年後には高齢者1人に対して現役世代1.3人で支えなければならない予想がされており、人材や社会保障の不足をどう補っていくか、大変深刻な問題となっています。(参考ページはこちら)

介護と向き合う時代

上記で述べたように、高齢化に伴う介護の問題は、誰しも向き合わないといけない時代となりました。家族が高齢化によって体が不自由になってしまったり、近年増えている認知症の症状が出たり、生活していても身近な問題となっています。パラパラ漫画で有名な鉄拳さんの「お父さんは愛の人」は多くの人の共感・感動を呼び、YouTubeで390万回以上(2022年現在)の再生がされています。(動画はこちら)この例からしても、高齢化や介護というテーマが人々の生活の中でも一般的なものになりつつあることが分かります。

企業や団体の動画活用の増加

近年、私たちが普段目にするもので、「動画」は最も主要なものとなりました。それに伴い、企業や団体が、取り組み内容の発信やビジネス戦略として動画を使うことも一般的になり、アニメーションを制作する私自身の仕事に繋がっています。

新商品や新サービスを宣伝するといった動画ではなく、「人と人との関わり合い」がメインとなる介護・福祉などの分野は、視聴者に情報を押し付けるのではなく、パラパラ漫画をはじめとする「温かさ」のあるアニメーションを用いて、「視聴者に感じ取ってもらう」スタイルの動画が非常に有効であり、出来がった作品に対してのお客様の満足度も私の体感としても高いと感じるのが事実です。

パラパラ漫画制作のご依頼はこちらから

パラパラ漫画で介護に関するアニメーションを作成し、企業活動に活用したいと検討している場合はお気軽にご相談下さい!ストーリー構成からアニメーション制作まで一括で行い、視聴者の心に響くパラパラ漫画を作成いたします!

過去に作ったパラパラ漫画の実績はこちからご覧になれます!