昨年(2021年)の6月頃から、「環境問題とプラスチックリサイクル」をテーマとした映画制作のプロジェクトへの参加が正式に決まりました。本件は現在も進行中のプロジェクトであり、長い期間制作に関わった作品がどのように仕上がりとなるか、私自身とても楽しみです。今回はこの映画制作について、記していこうと思います。
きっかけ
なぜ私が映画制作プロジェクトに参加することになったか、という経緯についてですが、これには私がアニメーション制作事業を開始した直後に知り合ったある経営者の方が深くかかわっています。その経営者さんは、主にプラスチックリサイクル事業を行っており、事業説明や啓発活動で使用するアニメーション制作のご依頼を数々お受けしていました。経営者さんは現在のトレンドでもある、環境問題やリサイクルについて、「自らの経験値を踏まえて世界に発信する映像が作りたい!」という熱い想いを抱いており、多数のメンバーを擁する映像制作の一員としてお声がけいただき、私も参加することとなったのです。テレビ局のディレクターさん、プロデューサーさん、映像クリエイターさん等、プロの集団の一員として迎え入れていただいたことは、大変光栄なことであると感じました。
映画の概要
今日、世界中では地球温暖化、動物の絶滅、森林伐採など様々な環境問題が起きており、この事実はあらゆるメディアでも見かけるテーマです。これらの問題を引き起こす一因として挙げられる人間の活動の中に、「プラスチックごみ問題」があります。私たちが普段何気なく捨てているゴミは、本当に正しく処理・リサイクルされているでしょうか?実は現行のリサイクルの仕組みには、矛盾や問題を抱えたままシステムが構築されている側面があります。そこでリサイクルのプロがその問題点を指摘し、更に解決策を提案する、というのが今回制作する映画のテーマとなっています。
専門分野でも分かりやすい映像にする為、大部分をアニメーションで構成しているため、幅広い年齢層の方々にも視聴していただき、「正しい現状を知って、皆で地球環境を良くしていこう!」というメッセージが込められた映画となっています。
パラパラ漫画で社会問題に取り組む
私が担当するパラパラ漫画も作中に登場します。「心」に訴えかける力を持つので、このような社会問題を扱う映像にはうってつけのアニメーションだと感じています。環境問題やリサイクルについて、背景の理解を深めなければならないので、日頃のニュースにも関心を持つようになり、アニメーション作家として一段成長できたのではないかと思っています。映画の完成・公開情報など進展がり次第、また追記していきますので、よろしくお願いします。