今回の記事では、「私がパラパラ漫画制作の仕事を始めるまでの経緯」について、記していこうと思います。小さい頃からの生い立ちや私という人物像を含めて振り返っていくので、興味のある方はゆるりと読んでいただければ嬉しいです。

絵に初めて触れた幼少期

2歳で絵を描くイラスト

私が初めて絵に触れたのは、2歳の時らしいです。これは両親から聞いた話ですが、「ウルトラマン等のヒーローものには一切目を向けず、ひたすら画用紙に向かって絵を描いていた」とのことです。(残念ながら私自身その記憶はありません)

幼稚園時代には、ドラゴンボールの塗り絵本を買ってもらって、兄とどちらが上手く塗れるか、しょっちゅう勝負していました。小さいころから、「絵」は私の身近なところに存在していて、こういう何気ない環境も絵に興味を持つきっかけだったんだと思います。

絵を描き過ぎて眩暈がした小学生時代

絵の描き過ぎで眩暈のイラスト

小学校時代は、沢山の時間を絵描きに費やしました。当時流行っていたポケモン全キャラクターや大好きな漫画のキャラクターをひたすら模写していました。描いた絵を家族や友達に見せて「上手だね!」と言ってもらえるのが純粋に嬉しかったし、少しずつ上達していく感覚が面白くてひたすらに続けていました。

私の祖母は大変絵が上手く、夏休みの課題に描いた絵に対してアドバイスをくれたりしたことも、とても印象に残っています。身近に絵が上手い人がいるのも今考えると良い刺激になったのではないかと思います。

絵を描くことが好き過ぎて、1日10時間以上取り組むこともあり、たまに眩暈が来ることがありました…ここまでくる描き過ぎなのですが、当時の私にはそのくらい熱中できるものだったのです。

中学から絵を描かなくなる

勉強と部活に打ち込むイラスト

小学校卒業前から、学習塾に通うようになりました。中学、高校と受験が待っているので、前もって準備しておくためです。絵でお金が稼げれば、良いなぁと思ったこともありましたが、「絵で生活するのは難しい」ことは小学生ながらに分かっていたので、塾に通うことにあまり疑問を持ちませんでしたし、絵を描くことを職業としようという思いもあまり強くありませんでした。

すると、生活の中で「勉強時間」の割合が徐々に増えていきました。クラブ活動も運動系の部活に所属し、絵を描く時間が無くなっていきました。こうして中学~大学院までめっきり絵を描かない生活を過ごし、就職して社会人となります。

社会人になって再び絵を描き始める

一眼レフと動画編集のイラスト

理系大学を卒業し、会社に就職した私だったのですが、慣れない職場での労働の疲労度は想像以上に高く、ストレスをかなり抱えていました。帰宅して、自由な時間はせめて仕事のことは忘れたいという思いから何か趣味を始めようと考え、実際に始めたのが一眼レフと動画制作でした。自分が撮った素材(風景や植物など)を動画にして楽しんだり、モデル活動をされている人のPVを作ってあげたりしていました。しかし、ここで「撮影した素材ではなく、自分自身で素材を一から作りたい」と感じるようになりました。素材から一から作るとなると、「自分で絵を描いてコマ送りにして動画にするしかない」と思い、ここで長らく離れていた「絵描き」に戻り、現在行っているパラパラ漫画(アニメーション)に行き着いたのです。

パラパラ漫画で初仕事

パラパラ漫画を描こうと思い、やり方もろくに調べずに、ひたすらコピー用紙に絵を描いていきました。絵コンテなんてものも知らず、頭に思い浮かんだストーリーをひたすら形にする取組みを進め、4か月以上かけて作った初パラパラ漫画がこの作品となります。(懐かしい~)

このパラパラ漫画をTwitterにあげると、沢山の「いいね」が付いたり、コメントをもらうことができ、達成感と共に大きな充実感に浸りました。この作品を偶然みかけた音楽プロデューサーの方から「ミュージックビデオ」を作ってほしいという連絡を受け、これが私の初仕事となりました。仕事と制作の両立は体力的にキツイので、一度は断ったのですが、最終的に引き受けることになりました。あのまま断っていたら、今こうしてパラパラ漫画の仕事をしていなかった可能性が高いので、引き受けて良かったし、依頼をくれた方にはとても感謝しています。

パラパラ漫画制作事業を開始する

パラパラ漫画制作開業のイラスト

働きながら制作を続けていた私でしたが、仕事での疲労やストレスで体調を崩し、勤めていた会社を退職します。直後に「パラパラ漫画の技術が仕事にならないだろうか?」と試しにスキルマーケットに登録してみたら、初月に3件も仕事が決まってしまい、驚きました。結婚式のパラパラ漫画が中心で、「このままパラパラ漫画制作を仕事にしよう!」と比較的安易な発想でしたが、何とか開業届を提出し、正式に事業を開始することになったのです。開業した月にコロナが拡大し、結婚式関連の仕事がゼロになって、かなり焦った私でしたが、企業や法人からの案件も入るようになり、ここで「企業、法人向け」にパラパラ漫画をつくる方針を固めました。

この記事を書いている現在は開業から約3年経っており、WEB広告やホームページ内メディア、テレビCM、映画と開業前では想像がつかなかったようなところで私が制作した動画を使ってもらえるようになりました。当然、今後もパラパラ漫画制作をする生活が続いていきますが、過去にあった様々なご縁に感謝しながら、制作活動を継続していきたいと思います。

以上が「パラパラ漫画制作事業を始めるまでの経緯」でした。パラパラ漫画の有効性や実績報告だけだなく、今回の記事のような少しゆるりとした内容の記事も、たまに投稿していきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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